本来は生薬の仕入れに問屋さんに行きたかったのですが、先方の都合が悪かったため、急遽観光に予定変更!
香港の街を歩き回りながら、日本では味わうことのなかった体験してきました。九龍半島で見た全く違う香港の顔に驚きがいっぱいです!
朝のホテルフロント
朝、ホテルのフロントに向かうと、昨夜と違いスタッフは全員女性でした。前日に対応してくれたスタッフがいないなと思いつつ、窓のある部屋へ交換のお願いすると、快く了承してくれました。
また、宿泊費は最終日にまとめて支払えることになりました。昨晩は1日ごとの前払いが求められていたので少し驚きましたが、スタッフが柔軟に対応してくれたのは、前日にしっかりコミュニケーションを取ったからかもしれません。
九龍半島の散策
買付けの仕事を早く終わらせたくて問屋に電話をかけましたが、「今日は担当者が不在だから明日来てくれ」との返答。急遽予定を変更して香港観光をすることに決めました。
生薬の問屋さんは香港島にあり、翌日に行くことになったので、この日は九龍半島を中心に散策することにしました。
昨晩は歩いたので、この日は地下鉄を使ってみることにしました。近代的できれいな地下鉄だったのですが、驚いたのは、地下鉄の座席がステンレス製だったことです。
はっきり言って座り心地が悪いです。座った瞬間、ひんやりと冷たい感触が伝わり、思わずゾクッとしました。しかも硬くて座り心地も最悪。湾曲がついているため振動で滑り落ちそうになり、落ち着いて座っていられないのです。
昨晩、あれほど恐怖を感じた尖沙咀の繁華街も、日中に訪れてみるとまるで別世界。多くの店が開いていて、賑やかなエリアになっていました。
通りの両側には様々なショップが並び、その活気に圧倒されながらも歩き回りました。
見るモノ、聞くモノ、全てが新しいものばかりで新鮮です。
まずは両替所さがし
まずはレートの良い両替所を探すことにしました。今でこそ日本でも両替所が街中にあり、独自のレートで両替が行われていますが、当時の日本では空港で高い手数料を払って米ドルに交換することができるくらいでした。
旅の必読書『地球の歩き方』には、両替に関する注意点も詳しく書かれており、大変参考になりました。中には詐欺まがいの両替を行っている所もあるので注意が必要です。
尖沙咀の街を歩きながら、銀行や両替所など、レートを確認しながら見て回りました。買い付けのために当時の私としてはかなりな金額の日本円を持っていたので、とても慎重になります。
レート次第ですごく差が出ることを実感しました。日本にいたときには全く気にしたことがなかった為替レートが、急に気になりだした瞬間でした。
日本円をしっかりと握りしめ、最も良いレートの場所を探すのは、まるで株式トレーダーが取引のタイミングを見計らうような緊張感がありました。
一度に全額交換するのが怖かったので、慎重に3回に分けて別の銀行や両替所で両替しました。
両替の時のレシートは帰国後に先生に報告するのに必要となるため、きちんと保管です。
現地の情報を頼りに
とにかく暑くて汗が止まらないので、少し疲れたらTシャツを買ってホテルに戻ってシャワーを浴び、買ったばかりのTシャツに着替え、一休みしたらまた街にくり出すといった感じです。
昨晩の出来事で、『現地の情報が一番信頼できる』という確信を持った私は、出会う人、出会う人に、いろんなことを聞いてみました。
どこのレストランが美味しいか、どこのお店でいい服が買えるかなどです。日本では食べられない美味しいものに出会うのは旅の醍醐味です!
どうしたら失礼にならずにいろんなことを教えてもらえるかと考え、実践してみた結果、とてもうまくいったのは、違う分野のことを尋ねるということです。
どう考えても、レストランで「他の美味しいレストランはどこですか?」と教えてもらうのは失礼です。でも、違う分野だとみんな喜んで教えてくれました。
このようにして、旅行ガイドに載っていない隠れた名店に巡り会うことが出来たのです。
次回は、香港でしか味わえない驚きの料理と、予想外の発見が待っています。
ぜひお楽しみに!
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