英語教育の独自メソッドが誕生した経緯


 
高校と予備校の英語教師でありながら、教科書に沿った学習法とはまったく異なる[鈴木式文法活用法]が誕生したキッカケと経緯を解説します。

専門学校での英語習得と法学部での影響

私は、外資系の会社で仕事をしていた父親の影響もあって「将来は英語を使った仕事をしたい」という願望を持っていました。学生時代には、仕事だけでなく、海外の方が何か自分にとって得るものがあるのではないかと考えていました。その結果、 英語を使ってコミュニケーションをとれるようになりたいという思いがありました。

高校では英文法がまったくわからずに、英文法の存在自体が嫌いになりました。大学の付属校に通っていたため、そのまま大学に進学することもできたのですが、大学で学びたいことが見つからなかったため、英語を習得することを優先して専門学校に行くことにしました。

専門学校の2年間では、文法をいっさい習わずに英語を習得することができました。この学校では文法を教える授業はなく、会話トレーニングがメインでしたが、自然に英語を話せるようになりました。

その後、興味をもった法律を学ぶために大学の法学部に進学しました。法律の勉強は膨大な量をこなさなくてはならないため、体系的に学ぶことが重要になります。ここで身につけた勉強法がその後の私の英語教育法を確立する大きな助けとなりました。

アメリカで資格を取ったのも大きな経験でした。 この試験はとてもハードで、 1科目4時間半の試験を4科目、2日間にわたって受験することになります。とにかく膨大な量の勉強と体力が要求されましたが、それを乗り切るために、考え得るすべてのことを行いました。この経験も独自の英語教育法を確立する上で大いに役に立ちました。

海外留学をしなくても英語は習得できる!

英語を習得する効果的な方法のひとつに海外留学がありますが、大学受験前に行うのは難しいというのが現状です。受験学年になる前ならいいのですが、受験生になってからは、他の科目の勉強もあるので、残念ながら現実的ではありません。

「英語は5パターンしかない」という法則の重要性

私が予備校で英語を教え始めた頃に、【英語は5パターンしかない】というシンプルな法則を徹底して守ることで正確に英文を読み書きできるし、コミュニケーションが取れると実感しました。英語はたとえ使われている単語が同じでも、順番が変わると意味が変わる、場合によっては意味が真逆になってしまうことすらある言語です。

ところが、一般的な英語教育では、残念なことにこのシンプルかつパワフルな法則をきちんと教えきれていないのです。

英語は配置の言語であり、順番がすべてである。

通訳の仕事をした際には、徹底して5文型を意識しました。 通訳の仕事は単に英語を話せるだけではダメで、その業界の慣習やしきたり、場合によっては歴史、使用する薬品、法律、会計等、いろいろな知識が必要となります。

アメリカとイギリスで行った通訳の仕事では、その業界の知識は全くなく、行く前には「ちゃんと通訳の仕事をやりきれるのか?」という不安がありました。でも、全く問題ありませんでした。知らない業界のことは聞けば教えてくれるし、わからない表現が出てきたら別の表現を使ってもらえばいいだけのことです。正しい配置、すなわち5文型をしっかり意識することで、ビジネスレベルの英語でも相手に通じることを実感することができました。

[鈴木式 文法活用法]の思わぬ効果

帰国子女の担当となったときのお話しです。彼女は会話はネイティブレベルで、模試でもA判定が出ていましたが、それでも志望校に確実に合格するためには文法の知識が必要だという結論に達しました。

このレベルの生徒の場合、文法を使いこなせるようになることによって、本番の試験中に自分の答えが合ってるかどうか自分で確認できるようになるからです。まさに最強のツールとなるわけです。文法をうまく活用することこそ、最短距離で合理的に英語を習得できると確信するにいたったのです。

私が教える文法を習得する方法は、一般的な学校での英語教育とは異なります。

日本の英語教育は明治時代に翻訳中心で始まり、現在でもその流れが踏襲されています。当時は、 六本木の街を歩いても外国人はいません。外国人とコミュニケーションをとるよりも、鎖国中に遅れてしまった科学技術を取り入れるために海外の文献を訳すことが求められたのです。そのため、翻訳中心の英語教育が始まり、それがそのまま日本の英語教育の基盤となり、現在に至るまであまりアップデートされていないのが実情です。

独自の文法学習法の提案

私の文法学習法は、英語の専門学校と法学部時代の学習方法に基づいており、「文法の捉え方」と「学ぶ順番」を工夫することで、英語を楽に合理的に習得できる方法です。従来のテキスト通りの教え方ではなく、独自の方法で文法を教えることで、多くの人が英語の基礎を理解したうえで話せるようになることを目指しています。

この独自のメソッドで、私は30年以上にわたり数多くの生徒さんに教え続け、英語力の向上だけでなく実生活における英語活用能力のサポートをしてきたのです。
 

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