現在の一般的な学校における英語教育の問題点について、30年以上の高校で教師をしている経験から強く感じていることを詳しく述べます。
01. 文法のための文法学習になってしまっている。
多くの学校での英語教育では、文法が目的化してしまっています。文法の学習が、英語を使うための手段ではなく、単なる知識として扱われているのです。学生たちは文法ルールを暗記し、テストで正解を出すことを目指します。しかし、実際の会話や実践的な英語の使用場面では、その知識を応用することが難しいと感じています。
文法学習が形式的で実用性に欠けるため、多くの生徒が文法に対して苦手意識を持ち、英語学習自体に対するモチベーションを失うことが多いのです。
02. 文法学習の目的を履き違えている。
本来、英語の文法は効率的に英語を学ぶためのツールであり、コミュニケーションのための言語である英語の理解を円滑にするための手段です。しかし、日本の英語教育では文法が過度に強調され、その目的が見失われています。英語の文法書や教科書は多くの場合、細かい文法規則や例外事項に焦点を当て、生徒に多くの情報を詰め込むことに重点を置いています。
その結果、多くの生徒が文法学習に嫌気がさし、英語学習そのものに対する挫折感を抱いてしまいます。文法を楽に学び、実際に使えるようになるという本来の目的が達成されていません。
03. 応用がきかずに大学以降の人生で役に立たない。
現在の英語教育は、文法や単語の暗記に重きを置いています。これにより、試験の点数は上がるかもしれませんが、実際のコミュニケーション能力が身につきにくいという問題があります。学校で高い成績を収めても、実際に英語を使う場面でうまくいかないと、自信を失い、英語学習へのモチベーションが低下することがあります。
これにより、さらなる学習意欲が削がれ、英語力の向上が阻害されています。
試験で高得点を取った学生でも、海外留学や実際に英語を使った仕事において、ネイティブの人とスムーズにコミュニケーションを取ることが難しいというケースがよく見られます。これは、教室での学習が実際の会話に即していないためです。
以上の3つの問題点は、日本の英語教育が改善されるべき主要な領域を示しています。
文法の実用性を高め、英語学習の楽しさを再認識し、生徒たちが英語を活かして人生を豊かにするための教育を目指すことが重要です。当学院では、大学入試をクリアすることは当然ながら、実生活でも英語が使えるように一般教育とは別のアプローチで教えています。